レポート


2009年10月13日 青森市営球場

盛岡大附vs弘前学院聖愛

2009年秋の大会 第62回秋季東北地区高校野球大会 準決勝

先発・白石(盛岡大附)


勝負の分かれ目

 東北大会初出場でベスト4まで勝ち進んできた弘前学院聖愛だが、盛岡大附に無念の逆転負け。試合後、選手はベンチ前で泣き崩れた。

 全校応援をバックに序盤は優勢に試合を進めた。先制こそされたが、相手エース・白石猛紘(2年)の制球難も味方してすぐに逆転。2回以降も、機動力を武器に積極的に相手を揺さぶる。これが有効になり4回には待望の追加点。スタンドは大きく沸いた。

 だが、リードが広がったことが思わぬ心の乱れを呼ぶ。5回、簡単に2アウトをとった先発の齋藤佑亮(2年)。
しかし9番石川修平(2年)に対してはボールが先行。結局1-3から四球を与えてしまった。
齋藤佑自身が「悔やまれます」と話した9番打者への四球。盛岡大附はこれを逃さない。続く1番佐々木雅俊から三連打で一気に同点。盛岡大附の関口清治監督が「あそこで追いつけたのが大きかった」と振り返った場面。

 弘前学院聖愛はここで齋藤佑に代えて、背番号18の黒滝祐(2年)を送って何とかピンチを凌いだ。
だが8回についに勝ち越しを許し、再び追いつくことができなかった。「自分の心の弱さが出てしまった」と肩を落とした齋藤佑。
安易な四球が甲子園への道の分岐点になった。


(文=松倉雄太

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