第20回 朝食をとる2010年03月05日
【朝食をしっかりとろう】
当コラムも、今月で20回目となりました。いつも読んでくださっている皆様、ありがとうございます。今後も、皆様が「食」に興味を持つきっかけになれればと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。
さて、突然ですが…「朝食」とっていますか?
私は、小さい頃から朝食を必ずとってきました。パンと牛乳、目玉焼き(時にスクランブルエッグ)に付合わせの野菜、あれば果物といった簡単なものでしたが。
おそらく、読んでくださっている方の中には「朝食、時間なくて食べてないんだよなぁ」という方もいるでしょう。もしかしたら「朝、食欲がなくて…」という人もいるかもしれません。
現に、2000年に厚生省(当時)によって始められた第三次国民健康づくり運動(通称:健康日本21)の中にも、中高生の朝食の欠食率を平成9(1997)年調査で6.0%だったものを、平成22(2010)年には0%にするという指標が示されています。
なぜ朝食が必要なのでしょう。
まず挙げられるのが、「消化器官を動かすことで体を目覚めさせるため」です。朝、目覚めたばかりの状態は、脳や器官も目覚めたばかりの状態。食事をすることで、脳にエネルギーも行き体のスイッチがONになります。
次に、「午前中に必要なエネルギーを補給するため」です。机を並べて授業を受けるのだって、気がつかないだけでエネルギーを消費します。それに、脳を使いますからエネルギー(糖質)が使われますよね。朝練をする人は特にエネルギーを消費しますから、朝練後には補給(間食)を忘れないようにしましょう。
単に「1日に必要な栄養素をとるため」だけでなくこのような役割もある朝食、やはりしっかりとっておきたいですよね。
しかし、やはりよく聞くのが「食欲がない」や「時間がない」という言葉。
特に、前日の夕飯を遅くにとってしまった場合や寝る直前に間食をしてしまった場合、消化しきれていないこともあり「食欲がない」状態になってしまいます。できるだけ、就寝時間までに2時間程度あけて消化がうまくできる状態にしたいですね。どうしても就寝までに時間がない場合は、雑炊のような消化のよいもの、脂っこくないものを選ぶとよいでしょう。なら、朝に時間がとれる人は、散歩程度体を動かすとより食欲がわいてきますよ。
「時間がない」という人は2つに分けられるでしょう。
「起きるのが遅い」そんな人は、あと5分でも10分でもいいので早く起きてみませんか?
「わざわざ用意する時間がない」そんな人は、前の日に準備してみましょう。朝食は前日の夕飯の残りでもかまいません。ご飯を少し多めに炊いてみる、味噌汁を少し多めに作ってみる。ちょっとの工夫で朝食の準備が楽になりますよ。
ちなみに、朝食は和食でも洋食でもどちらでも構いません。ご飯やパンといった主食におかず、野菜、果物…できれば汁ものも。
朝からしっかり食べて、授業にもトレーニングにも臨みたいですね。
- 鎌倉 彩さん(SANQ~九州スポーツ栄養士会~代表)
- 1985年長崎県出身。
- 福岡県立城南高等学校、中村学園大学短期大学部食物栄養科を経て、2005年4月より外務栄養士として一般企業に勤務。短期大学部時代より高校野球部やボーイズリーグの選手・保護者・指導者を対象とした栄養講座を開講。2007年、食育セミナーも始める。2007年春より、「スポーツ栄養」を学ぶ管理栄養士・栄養士と栄養士を目指すメンバーで構成されたSANQ~九州スポーツ栄養士会~を始める。
- 栄養士・フードスペシャリスト・食育指導士
- 日本スポーツ栄養研究会会員
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